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2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

Weil 予想の勉強 4 --- 収束半径による特徴づけ前半

今日は、本の20-25ページにある、層の重みをL関数の収束半径で特徴づける話を勉強したいです。 いつもどおり、$X_0$ を有限体 $\kappa $ 上の有限型スキームとし、$\mathscr G_0$ を $X_0$ 上のWeil層とします。(つまり $\mathscr G_0$ は $X=X_0\otimes _\…

Weil 予想の勉強 3 --- 重みの半連続性

本の第1章第2節前半を読んでいます。 次の主張が、重みの半連続性の技術的な肝のように思われます。 補題 $X_0$ を $\kappa $ 上の非特異既約曲線とする。$j_0\colon U_0\hookrightarrow X_0$ を(全体ではない)稠密開集合とする。 $\mathscr F_0$ を $U_0$…

Weil 予想の勉強 1 --- Frobenius まわりの記号の復習

Reinhardt Kiehl, Rainer Weissauer 著 Weil Conjectures, Perverse Sheaves and l'adic Fourier Transform https://link.springer.com/book/10.1007/978-3-662-04576-3 という本があることを知ったので、これを勉強してみます。もっと有名な Freitag-Kiehl …