個人的に困って調べた結果をメモするための記事です。
https://mathlandscape.com/category/latex/
これは便利そうなブログへのリンク。
数式中に文章を書き、しかも改行する(条件が長たらしい場合など)
本文中の定理番号を使う
Introductionで、本文中の定理番号を利用して Theorem 4.12 などと掲げたい場合
\newtheorem*{theoremA}{Theorem \ref{th:A}}
begin{theoremA}
...
\end{theoremA}
などとするとよい。(beginの前に\をタイプするとMathJaxが動き出してしまうので省いた。)
この論文のソースを見て知った。
https://arxiv.org/abs/1907.02754
目次のスペーシングをいじる
jarticleで、「目次」の文字が大きくてダサいし、目次が縦・横ともに幅をとりすぎ。
tocloftなるパッケージが存在する。使用例
\usepackage{tocloft}%目次がダサいのでいじる
\renewcommand{\cfttoctitlefont}{\hspace{50pt}\large\bfseries}%「目次」の位置とフォントを調整
\setlength{\cftbeforesecskip}{0pt}%縦の長さを調整
\setlength{\cftsecindent}{50pt}%インデントを調整
恥ずかしいコメントを一挙に削除
https://arxiv.org/help/faq/whytex#comments
にてarXivさんが提案しているコード
perl -pe 's/(^|[^\\])%.*/\1%/' < old.tex > new.tex
をコマンドプロンプトで実行することでコメントが一挙に削除できます。
bibtexのフォーマット
plain, alpha など、どうなっているのかまとめたいが、まだまとめていない。
あとbook, article, miscなどで、必須の項目とオプショナルな項目も自分向けにまとめたい。
【LaTeX】BibTeXにおけるbibファイルのかき方 | 数学の景色
とりあえず、なんか見つけた便利そうなページを貼っておく。
VS code でエディタとターミナルを移動できる
エディタ --> ターミナル ctrl + `
ターミナル --> エディタ ctrl + 1(などのタブ番号)
数式中でもアルファベットを立体にする
無限圏論の普及とともに、広まっている習慣か?
\DeclareMathSymbol{A}{\mathalpha}{operators}{`A}
といった行をプレアンブルにAからZまで並べる。
https://arxiv.org/abs/1711.05248
この論文のプレアンブルは他にも参考にしたいことが多い。
聞いたことない便利そうなパッケージいっぱい。xspace, fixmeなど。
\let\sectsign\S
\let\S\relax
と打つことで、命令\Sを§以外の意味で使えるようにするなど。
EGAっぽく小節番号、定理番号、式番号をまぜる
式番号と小節番号を共通のカウンターで数えるには、
\makeatletter
\let\c@equation\c@subsubsection
\let\theequation\thesubsubsection
\makeatother
とする。makeatletterは、\TeXで特別な意味を持つことが多いアットマークを、以下では単なる文字として扱ってくださいというコマンド。TeXの中身をいじるときに上級者がたまに使う。
2行目で、式番号は「1.2.2」方式にすべきことを指定している(と思う)。
3行目で、式のカウンターを小々節のカウンターと共通にすべきことを指定している(と思う)。
最後に、makeatotherで、アットマークの特別な地位を回復させている。
定理番号については、自分が今まで中身を知らずに教本をコピっていただけだが、
\newtheorem{theorem}{Theorem}[section]
\newtheorem{proposition}[theorem]{Proposition} ...
と書く代わりに
\newtheorem{theorem}[section]{Theorem}
\newtheorem{proposition}[theorem]{Proposition} ...
と1行目を変えればよい。四角かっこ[ ]の位置によって意味合いが変わる。初めの例ではtheoremという新しいカウンターが生成されて、カウンターの先頭にsection番号がつくようになる。「節番号.節内の定理の番号」というように。
後の例では既存のsectionというカウンターをそのまま使うことになる。定理環境が来るたびに節番号が上がるということ。subsubsectionくらいにして使うのが実用的でしょう。
多行にわたるalign環境などの途中に、地の文を入れる
\intertext{}で入れられるそうです。
サブファイルをコンパイル
docmute パッケージというものが存在するそうです。
https://qiita.com/wtsnjp/items/6ba3b8e12514d8a3bd41
この記事によると、マスターファイルで \usepackage{docmute}しておいてサブファイルをinputします。
サブファイルは単独でコンパイルできるようにプリアンブルなどを含めて独立した文書の体で書きます。
マスターファイルをコンパイルした際には、inputされたサブファイルは\begin{document}から\end{document}までの部分のみが読み込まれますので、エラーが出ません。
自然言語で書かれた条件に式番号を付けて、あとで引用する
equation環境中で、\parbox を用いて条件を地の文としてタイプすればよいです。\parboxの1個目の引数は、テキスト全体の横幅を指定しています。
Stack Exchange で提案されていた解決策を参考にしました(そこではquote環境に式番号を付けたがっていた)。
https://tex.stackexchange.com/questions/50924/how-can-i-make-latex-number-my-quotes
数式中に文章を書き、しかも改行する(条件が長たらしい場合など)